【推薦本】広報・PRの効果は本当に測れないのか?


もう10年近くも前の本になってしまいました。

広報・PRの効果測定は、一般的なものは「報道件数」や「広告換算」です。
「報道記事分析」をする組織もあるでしょう。
ただ、決して科学的といえるものではありません。

広報効果の各種理論をまとめて紹介しているこの本は実践的です。

米国でも活動の定量化に悩んでいる様子を感じることができます。
活動量やリーチ、行動変化まで積み上げていく形になる理論が多いですが、その行動変化のとらえ方まで踏み込んで解説しなければ、「報道件数」や「広告換算」「報道記事分析」にとどまる日本の広報界では通じないかもしれない。

おそらく、一番参考になるのは「目標設定」の考え方の部分です。
効果測定の各種理論よりも、目標設定の方法が理解できれば、それだけで測定すべきことが見えてきます。

広報担当者としては年に1度か2度はぱらぱらとでも読み直すべき本でしょう。