コーポレートガバナンス・コードを解説する内容ですが、投資家向け広報で非常に多くのヒントを得ることができます。
とくに、投資家のタイプをまとめたモデルは秀逸です。
コーポレートガバナンス・コードの理解を深めながら、自社にとって本来、広報の対象とすべき投資家はどのようなタイプの人たちなのか、考えを整理することができるはずです。
IR担当者はもちろん、経営企画、CSR、広報、法務担当者等は必読です。
企業、大学・研究機関、自治体の経営・組織コミュニケーション・広報・ブランド分野の研究活動を行っている株式会社タンシキの社内組織「経営・広報研究所」のブログです。
現在、以下の種類をご案内しています。
・著作物
・推薦書
コーポレートガバナンス・コードを解説する内容ですが、投資家向け広報で非常に多くのヒントを得ることができます。
とくに、投資家のタイプをまとめたモデルは秀逸です。
コーポレートガバナンス・コードの理解を深めながら、自社にとって本来、広報の対象とすべき投資家はどのようなタイプの人たちなのか、考えを整理することができるはずです。
IR担当者はもちろん、経営企画、CSR、広報、法務担当者等は必読です。
9.11テロを中心に、災害時に生き残った人の行動や思考を、膨大な取材からまとめた本です。
タイトルからは想像もできないほど、しっかりと心理学に根ざし、災害行動はもちろん、企業での緊急時対応、あるいは飛躍するならば企業経営にも活かせる部分はあると思います。
危機的状況に直面したときに、どうしても人は「否認」をしてしまいがちです。
その否認の恐ろしさを、いくつもの災害時の事例から生々しく実感できます。
経営でも、あるいは現場の担当者でも、なにか変だと感じ、やらないといけないと頭の中で考えているにもかかわらず、「まだ大丈夫」と考えてしまうことはありませんか?
起きている目の前の事象をありのままに受け止めて、迅速に行動することでしか、危機的状況の変化には対応できないのかもしれません。
読み物としても引き込まれる良著です。
戦略は実行されなければ意味がないものです。
経営と現場はどうしても考える視点・視座・視野がまったく異なりますので、乖離しやすいものです。
ところが、実際には現場の方が有益な情報を持っていることも多いものです。
本書は、実行を中心に、かつ、組織内コミュニケーションに比重を置いています。
考えなしに走り出すことを嫌う人もいますが、走りながらでなければ見えてこないこともたくさんあります。
結局はコミュニケーションを密にできるまでやるしかないのです。
ここ数年、地方創生を受けて自治体でも戦略の重要性が指摘されています。戦略も大切ですが、実行されないもの、現場と乖離したもの、住民にとってのアウトカムに繋がらないものでは何の意味もありません。
企業だけでなく、自治体職員にとっても参考になる部分はあるかもしれません。
マーケティング・コンサルタントによる本ですが、ブランドの本だと考えた方が理解がスムーズだと思います。
それは本書が、独自性や差別化について深く扱っているからです。
広報の現場担当者だったときに、懇意にしていた日経の記者から言われたことは「新奇性」の重要性でした。
世の中に届ける情報価値は「新規性」では足りないのです。
また、日本テレビの元社会部長が講演でおっしゃっていたことも印象に残っています。
「あす、もしあなたの会社がなくなったら、誰が何に困るのですか?」
これを突き詰めて考えると、取材する意義を見出すことができる。
事例は少し古いものもありますし、主張そのものに顕著な目新しさがあるわけではないのですが、このままではダメだという気づきや差別化の戦略を考えるヒントは多数得られることでしょう。
自分のことはどうしても客観視できないものです。
先日参加した動画制作会社のセミナーで、興味深いことがありました。
「社員を活かして動画をつくれば活性化します。できるだけ内製化して動画をつくりましょう」という内容。
ひととおり終えた後、講演者が「我が社の動画も見てください」としてご紹介いただいたのですが、ポイントは「自分たちのことは自分では分からないので本当はもう少しうまくつくりたかった」とのこと。
内製化すべきと言いながら・・・という気持ちになってしまいましたが、どんな道のプロでも、自分のことは客観視できなくて当たり前です。
とくに企業経営となると、より分かりません。
本書では、経営の原理原則とでも言うべきたくさんの問いを投げかけてくれます。
30年も前の本ですが、良著です。
失敗学の畑村洋太郎さんの本で、文庫なので気軽に手に取ることができます。
気軽に手に取ることができるものの、内容は非常に充実しています。
この本で書かれている内容は非常に実践的で、観察すること、理解すること、共通認識をつくることのポイントを明確に示してくれています。
毎度のように、もう少し見栄えの良い図にすれば・・・と思ってしまうところはありますが、観察する、理解する、共通認識をつくる、の3つは、いつの時代でも不可欠な能力です。
暗黙知をいかに共有するか、引き継ぎをどうしていくべきなのか、といった観点でも得られることが多いです。
名著です。
シャインさんの『プロセス・コンサルテーション』をエッセイ風に読みやすくし、「支援」とは何なのかを様々な事例も紹介しながら理解できます。
人を助けるときは、上下の関係にならないように注意が必要です。
本書では、支援で3つの種類を提示しています。
・情報やサービスを提供する「専門家」
・診断し処方箋を出す「医師」
・プロセス・コンサルタント
このうち、プロセス・コンサルタントに焦点をあてている内容です。
プロセス・コンサルにあこがれて、コンサルタントになったような人間ですが、テーマはなんにせよコンサルテーションを進める際、プロセス・コンサルのアプローチを実践しようとすると、その難しさを強く実感します。
クライアント側は、考えることに悩みを持ち相談しており、コンサルタントに依頼することで時間というコストを大幅に削減しようとしているからです。
このため、プロジェクトの支援を一貫してプロセス・コンサルのアプローチで進めることはとても難しく、まさに上記の3種類を、プロジェクトの中で使い分けるような形になります。
テーマやメンバーによって影響される部分もあるのかもしれません。
支援を徹底できるだけの力量が私にはないのかもしれません。
いずれにしろ、プロセス・コンサルの考え方に触れておくだけでも、その後の人生が良い方向に進んでいくほど、影響力のあるものです。
以下の2冊もオススメです。
好きな本の発行年がだんだん古くなっていくことが悲しく、いまではイノベーション・ファシリテーターとして著名になった野村恭彦氏が富士ゼロックスKDIにいらした時代の本です。
物語形式でファシリテーションを通じた組織変革の取り組みを紹介しており、とにかく読みやすい内容です。
9社の事例も紹介され、組織変革を進める過程で、どういった部分に悩み、難しさがあったのか、なにが良かったのか語られていて、組織変革に悩んでいる方には大きな励みになるでしょう。
かといって事例集ではなく、研究者の紺野登さんの解説が効いていて、具象と抽象をいったりきたりしながら、組織変革のイメージが立体化されていく感覚があります。
事例は少し古くなってきてしまっていますが、それでも、人間の行動に大きな変化はありませんので、人事の方や社内コミュニケーションに関わる方、あるいはコンサルタントの方にもヒントがあると思います。
書名のとおり、技術者向けに、マーケティングってどのようなものなのかを、実践的な方法論をベースにまとめている内容です。
技術者に響きやすいように、顧客が抱えている「不」の解決からアプローチして、価値を見出していく方法は、非常に分かりやすいです。
実は、本書掲載の「不」のリストは、結構、いろいろな企画を考えるときや、ワークショップのネタとして、重宝しています。
技術者に限らず、企画担当者も、「快」とは別の軸で常に考えておきたい実践的な方法論です。
もっと売れても良い内容だと思います。
日本におけるCIの第一人者であるPAOSの中西元男氏の本です。
ご本人が手がけられた数々の事例が、成功談ばかりではなく紹介されています。
記載されている事例からは置かれている環境の分析がやや足りないのではないか?という気はしますが、当時としては十分だったのでしょうし、洞察は鋭さを感じます。
必ずしもVIに矮小化されることなく、事業開発や社内活性化に通じるCIの原理原則に則した事例の数々は、大変参考になります。
また、VIの部分もしっかりと既述されており、CIの原理原則から落ちてきたVIの意義・重要性に、深く納得ができます。
私はこの本を2013年ごろに読んだと記憶していますが、それ以降、企業ロゴ(シンボル)を見る目が大きく変わりました。
昨今、シンボリックな企業ロゴは少なくなり、キャンペーンロゴのようなストレートで分かりやすいロゴが増えていますが、計算され尽くしたシンボルが持つ意味や価値に、本書でほんの少しでも触れることができると、人生が少し豊かになります。