【推薦本】人を助けるとはどういうことか 本当の「協力関係」をつくる7つの原則


名著です。

シャインさんの『プロセス・コンサルテーション』をエッセイ風に読みやすくし、「支援」とは何なのかを様々な事例も紹介しながら理解できます。

人を助けるときは、上下の関係にならないように注意が必要です。

本書では、支援で3つの種類を提示しています。

・情報やサービスを提供する「専門家」
・診断し処方箋を出す「医師」
・プロセス・コンサルタント

このうち、プロセス・コンサルタントに焦点をあてている内容です。

プロセス・コンサルにあこがれて、コンサルタントになったような人間ですが、テーマはなんにせよコンサルテーションを進める際、プロセス・コンサルのアプローチを実践しようとすると、その難しさを強く実感します。

クライアント側は、考えることに悩みを持ち相談しており、コンサルタントに依頼することで時間というコストを大幅に削減しようとしているからです。

このため、プロジェクトの支援を一貫してプロセス・コンサルのアプローチで進めることはとても難しく、まさに上記の3種類を、プロジェクトの中で使い分けるような形になります。

テーマやメンバーによって影響される部分もあるのかもしれません。
支援を徹底できるだけの力量が私にはないのかもしれません。

いずれにしろ、プロセス・コンサルの考え方に触れておくだけでも、その後の人生が良い方向に進んでいくほど、影響力のあるものです。

以下の2冊もオススメです。

【推薦本】経営理念の浸透


経営理念そのものについての研究はありますが、理念の浸透に焦点をあてた研究はあまり多くありません。

従業員の側の視点から浸透をとらえている部分に最大の特徴があるでしょう。

理念が組織行動にどう影響を与えるのか、理念浸透の影響要因は何か、という部分の整理がされています。

学術書なので、学術論文に慣れていないと読み解くまでに少し時間がかかるかもしれません。

ただ、たとえば経営理念やミッション・ビジョンの浸透の必要性を実感しているものの、それに取り組むべき理由をうまく説明できない、説得力が足りない、という時には、拠り所になる内容です。

【推薦本】広報・PRの効果は本当に測れないのか?


もう10年近くも前の本になってしまいました。

広報・PRの効果測定は、一般的なものは「報道件数」や「広告換算」です。
「報道記事分析」をする組織もあるでしょう。
ただ、決して科学的といえるものではありません。

広報効果の各種理論をまとめて紹介しているこの本は実践的です。

米国でも活動の定量化に悩んでいる様子を感じることができます。
活動量やリーチ、行動変化まで積み上げていく形になる理論が多いですが、その行動変化のとらえ方まで踏み込んで解説しなければ、「報道件数」や「広告換算」「報道記事分析」にとどまる日本の広報界では通じないかもしれない。

おそらく、一番参考になるのは「目標設定」の考え方の部分です。
効果測定の各種理論よりも、目標設定の方法が理解できれば、それだけで測定すべきことが見えてきます。

広報担当者としては年に1度か2度はぱらぱらとでも読み直すべき本でしょう。


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