【推薦本】なぜ、企業は不祥事を繰り返すのか

不祥事の原因分析(ケース分析)のフレームワークを独自開発した樋口晴彦先生が、13の有名事件のケース分析を実際に行った内容です。

こうしたケース分析をできれば、あらゆる企業でも、自分たちでもいつ同じことが起きるか・・・と実感できるはずです。

以前、危機管理広報に関して、組織風土にアプローチする重要性を日本広報学会の学会誌に研究ノートとして寄稿しました。

組織風土にアプローチする危機管理広報

組織風土にアプローチするためには、企業倫理のケースメソッドとあわせて、企業不祥事のケーススタディを繰り返していくことが有効だと思います。

実践的な教科書として活用できる内容で、総務、広報、監査、経営企画、品質管理、情報システム部門など、バリューチェーンの「支援」部署や、コーポレート機能の皆様はぜひ一読いただきたい内容です。

【推薦本】生き残る判断 生き残れない行動


9.11テロを中心に、災害時に生き残った人の行動や思考を、膨大な取材からまとめた本です。

タイトルからは想像もできないほど、しっかりと心理学に根ざし、災害行動はもちろん、企業での緊急時対応、あるいは飛躍するならば企業経営にも活かせる部分はあると思います。

危機的状況に直面したときに、どうしても人は「否認」をしてしまいがちです。

その否認の恐ろしさを、いくつもの災害時の事例から生々しく実感できます。

経営でも、あるいは現場の担当者でも、なにか変だと感じ、やらないといけないと頭の中で考えているにもかかわらず、「まだ大丈夫」と考えてしまうことはありませんか?

起きている目の前の事象をありのままに受け止めて、迅速に行動することでしか、危機的状況の変化には対応できないのかもしれません。

読み物としても引き込まれる良著です。


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