すでに30年近く前の本ですが、まったく古びることがありません。
日本では、「CI」が1980年代にブームになりましたが、「VI」に大きく偏って拡がってしまいました。
VIも大事な要素ですが、CIは、以下の3つで構成されると考えられています。
コーポレート・アイデンティティの構成要素
- 「VI」(ビジュアル)
- 「MI」(マインド)
- 「BI」(ビヘイビア)
CIとはロゴ・デザインなどの「VI」だけで完結できるものではありません。
こうしたCIの基本的な構成の解説ではなく、企業変革に活かすにはどうしたら良いのか、CIの観点でどのような組織診断を実施すれば良いのか、人材開発やリクルーティングまで落とす設計をどうするか、多くのフレームが示されています。
とても分厚く読むのが大変なので、企業文化の階層、企業文化の類型、意思決定スタイルとしての企業文化など、モデルや象限に分けた図を眺めるだけでも多くのヒントがあるはずです。